部屋をオシャレな照明でライティング。光の原則を取り入れた快適生活。
自宅に帰っても疲れがとれないと感じたら、自分の生活空間を眺めてみてください。仕事をする場所やくつろいだり、癒やされたりする場所など‥。天井を見上げて、どういう光の中にいるのかを見直しましょう。部屋の照明が出す光の指令と、あなたの気分はズレていませんか?このズレは、特別な工事など必要のない照明リフオームで簡単に取り払うことができます。
「光の色を変える」
たったこれだけでも、お部屋の雰囲気も、あなたの気分もずいぶんと変わるのです。白熱電や蛍光灯、LEDといった、電球の特徽を知り、使い方を身につけれぱ、光は暮らしに新たな力を与えてくれます。光ストレスを生み出していた照明器具も、適所を与えられれば、暮らしを快適にするツールに変わるのです。
ブランド力の高いヤマギワの照明はどれも洗練されたものばかり、こだわりの強い高級志向の方はヤマギワで購入されてみてはどうだろうか。(写真)⇒ハンドメイドでカットされたソリッドガラスから拡がる光が美しいテーブルライト「クリスタル」。
光の原則を使って疲れを取る
「何だか家でゆっくりしても疲れが取れない」
そう感じたことはありませんか?
実はその原因の1つに"部屋の明かり"が関係しているのです。日中に仕事や学校、家事など頑張ってこなし、疲れて帰ってきても、部屋中の明かりが「働け! 勉強しろ!」という、昼間と同じ光の指令であふれていたのでは、リラックスして休むことはできないのです。 身体だけでなく脳の疲れもとれず、それが原因で寝不足につながり、昼間にイライラ感やウツの症状を引き起こすこともあるのです。 現に、"キレやすい子供"や"ウツのビジネスマン"が増えている原因の1つに、この「光ストレス」もあげられています。
人間は太陽の光と長らく生活をともにしてきました。そんな私たちにとって光は、とても大切で身近なかけがえのないものです。アロマテラピーなどの嗅覚や触覚、アルファー波や音楽といった聴覚。こういった他の感覚を通しての癒しは大変ポピュラーになりましたが、視覚はおざなりにされがちです。 感覚の8割は視覚で、その視覚を大きく左右するのが「光」なのです。そのことを理解していれば「部屋の明かりをコントロールする」というテクニックや「照明選びのコツ」や「ライティングの楽しさ」も、すぐ身について思い通りの部屋を作ることができます。
光を無視した生活では身体や心に不要なストレスを貯めていくことになってしまいます。照明は自分がコントロールできる光なので 「楽しく」 「カッコ良く」 「オシャレ」 に、そのときどきの気分や雰囲気に合わせて自分流に使いこなしていきましょう。
明かりの上手な使い方、大きく分けて3つのポイントで解説
買ってきた照明をただ置くだけでなく、自分の生活スタイルに合った光の原則を取り入れて、よりオシャレで効果的なライティングをしていきましょう。そうすれば、日常がオシャレで楽しくなり、健康的でストレスが少ないリラックスした空間で生活をすることで、運気もどんどん上昇していきます。
そんなライティングのコツを、ここではわかりやすく解説しているので、自分の部屋に取り入れて毎日をストレスフリーで楽しい生活を送りましょう。
- 光の色
- 昼の太陽のような白い光を浴びると活動モードに‥
- 夕焼けのようなオレンジ色の光を浴びるとリラックスモードに身体の中はギアチェンジしています。
- 高さ
- 光の色と同様に、昼間のような頭上から照らされる光には脳は活動的に‥
- 目線より下にある光は夕焼けや焚火を連想させ、脳はリラックスモードに切り替わります。
- 照らし方
- やはり、昼間のような私たちに直線的に照らされる光は活動的になり、
- 夕日が山や海など他のものに光を照らして間接的に私たちを柔らかく包み込んでくれる光ではリラックスできます。
昼光色と電球色の見え方
昼光色の光は太陽の光に例えると、昼間の光。青白く、さわやかな光を放ちます。空間の隅々まで光をなげかけ、影はあまりできません。そのため、作業には最適です。ただし、隅々まで均一に光を放つため、空間がフラットで味気ないものに‥。見え方として、青色や緑色がくっきり鮮やかに見えて、文字や写真が違和感なく見ることができます。
電球色の光は太陽の光に例えると、夕焼けの光。温かみのある色で、心地良い雰囲気を演出します。柔らかい光なので陰影が目立つため、物に立体感を出し、部屋に奥行きを出します。ただし、少し赤みがかって見えるので、昼光色に比べると鮮やかさはなくなります。見え方として、気分がリラックス出来る見え方で、料理などは陰影ができ柔らかな光で温かみが出るので、美味しそうに見せてくれます。
光の高さで気持ちが変わる!
光の位置は、私たちの気持ちをもコントロールします。「ほんとかな?」と思ったら、試しにスタンドライトのようなもので、頭の上から顔の横、さらに顔の下、というように光を少しずつ動かしてみてください。光が上から下に降てくるにしたがって、何となく気持ちが落ちついてくるのを感じるはずです。光が頭の上にあるとスッキリ目が覚める感じ。光が下がってくるにしたがって気持ちがリラックスして、落ち着いてきます。これは日中、太陽の光で体験しているのと同じ心理現象なのです。
光の高さには、大きく分けて3パターンあります。
- ①高い位置からの光
- 昼間の太陽と同じように、人の気持ちを活動的にする位置。天井についている、ソーリングライトは、私たちの気持ちを活動的にしてくれます。また、シャンデリアなどのキラメキのある照明は、空に輝く星のように感動と躍動感をプラスしてくれます。
- ②低い位置からの光
- 目線より低い位置にある光は、地平線や水平線に沈みかける夕日のように、人をリラックスさせる光。特に寝る前などは、目線より低い位置にスタンドを置いて光らせると、眠りにはいるのもスムーズです。
- ③中くらいの位置にある光
- 高い位置と低い位置を光らせたお部屋に、この光を加えると、その空間が立体的に見え、美しい部屋に見えます。
そして、この3つの高さを組み合わせて部屋を照らせぱ、驚くほど、おしやれな空間に変身します。例えば、高い位置の光には、天井を照らすフロアスタンド。中くらいの位置には、壁や壁面にある絵を照らすスポットライトやペンダントライト。そして、低い位置の光には足元を照らすフットライトや観葉植物を照らすテーブルライトなど‥。光のトライアングルをつくると、その空間は実に美しくなるのです。ただし、感じ方は人それぞれなので、そのときの気持ちで「カッコイイ」「持ちが良い」と感じる位置が、あなたにとっての正しい光のバランスなんだということを忘れないでください。
それぞれのお部屋のライティング(明かりの使い方)に正解はありません。このようなラティングの基本をある程度把握していれば、自分にあった自分仕様の快適空間がつくれるはずです。
光の原則を使って体調管理
照明の光をうまく使いこなすと
- インテリアを素敵に演出
- 不要なストレスの軽減
- 睡眠不足の解消や良質な睡眠への誘導
- 体内リズムを整える
- イライラの解消
- 脳力のアップ
- 食欲アップ
- 省エネ
- 疲れ目解消
- 肌荒れ防止など
‥‥といった、私たちのココロと身体を左右する光のリズムは生活に直面してきます。
睡眠時間を含めて、人生の3分の1以上が家での生活。その時間帯のほとんどが夜で、どういう光で過ごしているかで日中の体内リズムにも影響しますし、睡眠不足にもなりがちです。つまり、夜の照明をうまく使いこなせば、昼も夜も今よりずっと元気でストレスフリーの生活ができるようになるのです。